会長挨拶
今般、第14回日本整容脳神経外科学会を2021年4月24日に、札幌(ロイトン札幌ホテル)で開催させていただきます。大変光栄に存じておりますとともに、札幌医科大学医学部脳神経外科学教室の総力をあげて実りある会となるよう鋭意準備を進めているところです。
日本整容脳神経外科学会は脳神経外科領域の整容と美に配慮した手術手技と機器の向上をはかり、患者のQOLを高めることを目的に2008年に創立されました。術者が困難な頭蓋内操作をしていても、患者さんの立場からは傷の状態は大変重要なものです。今回の学術集会メインテーマは「術前、術中の戦略、戦術」とし、開閉頭から頭蓋形成、さらには周術期の整容面のトラブルまで議論できるプログラムを作ります。副会長として札幌医科大学医学部形成外科の四ッ柳 高敏教授に参画いただき、小耳症手術に関する講演をしていただきます。また、他科合同手術も多いこの分野での最新技術や医療機器について討議する予定です。
COVID19の感染拡大状況にもよりますが、本学会としては初の札幌開催を目指しております。会員の皆様におかれましては、ご支援・ご指導をお願い申し上げますとともに、本学会が最新の知識や意見の交換の場となるよう、多くの皆様のご参会をお待ちしております。
第14回日本整容脳神経外科学会
会長 三國 信啓
(札幌医科大学 脳神経外科 教授)